2022.01.11 時点の投稿
60代でもまだまだOK!投資をおすすめする理由3選
- Bankersの潮流
近年は資産運用の一環として、投資をはじめる人が増えてきています。
還暦を迎えた60代からでも本格的な投資を行っている人は多く、年齢を考慮した投資方法を知ることで、安定した収益を上げることが可能です。
そこでこちらでは、60代の方々に投資をおすすめする理由と、試していただきたい投資方法を紹介します。
60代が投資を始めるべき理由3選
60代でも、投資をはじめることは決して難しくありません。
60代ならではの環境や資金状況を考慮すると、むしろ60代だからこそ投資に挑戦することがおすすめされます。
投資は老後にも定期的な収益を確保する基盤になるため、安定した生活の実現につながるでしょう。
以下からは、60代が投資をはじめるべき3つの理由を紹介します。
老後資金のために資産形成する必要があるから
60代からの投資は、老後資金の資産形成につながります。
金融庁の金融審議会が試算した、老後の20〜30年間で2,000万円の資金が不足するとされる「老後2,000万円問題」など、年金や保険だけでは老後の生活を賄えないと考える人は多いです。
「もしかしたら老後資金が足りなくなるかも」という不安を覚える人が増えていることから、投資による新たな資産形成方法に注目が集まっています。
投資なら60代を迎えてからでも、定期的に収入を得る新たな手段とすることが可能です。
これまで資産運用をしたことがない初心者でも簡単にはじめられるので、老後資金を安定化させるためにも60代からの投資はおすすめできます。
60代でも長期投資をする時間があるから
現在の平均余命を考慮すると、60代からの投資でも長期投資をおすすめできます。
厚生労働省の調査によると、60代の平均余命は男性で23.67年、女性で28.91年となっています。
NISA制度が想定する20年の投資期間よりも、長い平均余命となっているのです。
「投資をしてもその利益を使う時間がない」「長期投資ができないから大きな利益が得られない」といった点が、高齢者が投資をはじめる際の不安要素となっています。
しかし、実際には60代からでも長期投資をはじめる時間はあり、得た利益を使う時間も十分に残される可能性が高いのです。
長期投資をした上でその利益を活用できる時間が想定できる点も、60代からの投資をおすすめする理由になっています。
投資できる余剰資金が豊富だから
60代は投資できる余剰資金が豊富であることも、投資をおすすめする理由となっています。
これまでの貯金や退職金によって多くの資産を運用することができるため、投資に回す余裕のある資金を確保しやすいです。
そのため60代以降の人ほど、生活費などを無理に抑えることなく投資を行う余力があり、資産運用をしやすい環境にあると言えるでしょう。
金融広報中央委員会のデータによると、一世帯あたりの金融資産の平均は、50代で1,194万円、60代で1,635万円となっています。(中央値はそれぞれ50代が600万円、60代が650万円)
そのほかの年代と比較しても、50代・60代の資産は豊富なものとなっているため、余剰資金を投資に回しやすいでしょう。
60代におすすめの投資とは?
60代から投資をはじめる際には、自身の年齢に合った投資方法を選択することがポイントです。
投資方法によっては60代からのスタートには向かないものもあるため、結果的に損をする可能性もあるでしょう。
以下からは、60代におすすめの投資方法を紹介します。
どのような投資方法があるのかを確認し、それぞれの特徴をチェックしてみてください。
NISA
60代から投資をはじめるのなら、「NISA」投資がおすすめ手法のひとつです。
NISAとは「少額投資非課税制度」のことを意味し、「NISA口座」のなかで購入した金融商品による利益が非課税になる制度となっています。
個人投資家向けの税制優遇制度であり、年に120万円の枠で株式や投資信託などの配当・譲渡益が非課税になるのが魅力です。
非課税期間は最長5年間となっていて、今のところ2014年~2023年までが投資可能期間として設定されています。
NISAには少額から投資できる「つみたてNISA」という種類もあり、こちらは長期投資や分散投資に向いている非課税制度です。
年間40万円までが非課税枠となり、長期・積立・分散投資に適している一部の投資信託だけに限定されます。
非課税の期間は最長20年間で、2018年~2037年が現在のところ投資可能期間として設定されているのが特徴です。
iDeCo
60代から少額・積立投資をはじめるのなら、「iDeCo」もおすすめです。
iDeCoは「個人型確定拠出年金」とも呼ばれ、毎月の積立金額や運用スタイルを自分でコントロールできるのが特徴となっています。
iDeCoは60歳までが加入できる制度でしたが、2022年5月以降からは65歳が上限となるため、60代の投資方法としても考えられるようになりました。
iDeCoでは最低5,000円からの少額投資が可能で、掛金は全額所得控除の対象として適用され、運用益も非課税の対象になるためお得です。
年金か一時金のいずれかの受け取り方法を選択できますが、その際にも年金の場合には公的年金等控除として、一時金の際には退職所得控除として適用されます。
個人年金保険
「個人年金保険」も、60代からの投資におすすめの方法です。
保険料を支払い続けることで、積立した分の利益を一定の年齢に達したときに年金として受け取れます。
個人年金保険には、最初から年金額が決まっている「定額個人年金保険」と、自身の運用実績に応じて受け取れる年金額が変動する「変額個人年金保険」があります。
定額個人年金保険は契約時の予定利率に合わせて金額が確定するため、安定した投資が可能です。
そのため契約時期の利率によっては、利益が少なくなる可能性もあります。
変額個人年金保険は、実際に運用した実績によって年金支給額が変わるため、大きな利益を得ることに期待が可能です。
一方で運用が上手くいかなければ、逆に想定していた支給額を下回ることもあります。
株式投資
もっとも伝統的な投資方法である「株式投資」も、60代からの資産運用におすすめの方法です。
株式投資とは各企業が発行している株式を売買し、買付時と売却時の差額などで利益を得る投資方法となっています。
少額から気軽に投資が行える手法のひとつで、大きな損失というリスクを避けつつ利益獲得を狙うことが可能です。
株式投資は株式を保有し続けることで配当金を得られるインカムゲインと、株価の変動に合わせて売買を行うことで得られるキャピタルゲインで利益を獲得できます。
普段は株式の保有によって得られる配当金で利益をあげ、株価の変動に合わせて売却を行って差額を獲得するといった2つの手法を実践することも可能です。
ソーシャルレンディング
60代から投資を行うときには、「ソーシャルレンディング」という投資方法もおすすめとなっています。
ソーシャルレンディングとは、お金を融資してほしい企業や人と、お金を融資して利息でお金を増やしたい投資家をマッチングするサービスのことです。
投資した金額に応じた分配金を得ることができ、多数の投資家からネットで資金を集めるその性質から、「融資型クラウドファンディング」とも呼ばれています。
ソーシャルレンディングは平均の利回りが3〜5%と高く、少額からの投資でも大きな利益をあげやすくなっています。
融資された元本と利息を投資家に分配するため、不動産担保など保全性の高いファンドを選べば元本確保の確度も高くなります。
ファンドの運用期間も4ヶ月〜1年程度のものが多いため、短期間で契約を満了して利益を確定できるのが魅力です。
投資後はただ分配金を受け取るだけで特別な作業も必要ないため、投資に時間や手間がかからず投資初心者にもおすすめの投資法と言えます。
ソーシャルレンディングの詳細は、融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の仕組み・チェックポイントを解説 をご覧ください。
リスク許容度と相談して投資を始めよう
60代からでも、投資をはじめることは決して遅くありません。
投資を行うことで老後の資産を増やすことができれば、より豊かな生活を実現できるでしょう。
60代から投資をはじめるのなら、ご自身の投資経験や知識、リスク許容度などを考慮してはじめるのがポイントです。
上記で紹介した投資方法を参考に、自分に向いているスタイルをこの機会に探してみてはいかがでしょうか。
また、実際の投資にあたっては生活に影響が出る資金を使っての投資はリスクが大きすぎるため、必ず余剰資金の範囲で行うようにしてください。
【Bankers認定金融ライター】
Bankersについて
融資型クラウドファンディングは企業への融資を通じて魅力的な利回りが期待できる商品です。
株式のように値動きがないため細かに管理する必要がなく、日常の生活スタイルを崩さず、自分のペースで資産運用が可能です。バンカーズの融資型クラウドファンディングは1口1万円からの小口投資が可能で、投資初心者にもおすすめです。
新たな資産運用の方法として、融資型クラウドファンディングを取り入れてみませんか?
気になる方はぜひ、簡単無料会員登録から!
本ページに掲載されている内容は、株式会社バンカーズのご案内等のほか、投資一般に関する情報の提供を目的として作成されたものであり、投資の勧誘を目的とした広告ではありません。
本ページは信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではありません。また一部に主観および意見が含まれている場合があります。