2022.05.31 時点の投稿

初心者におすすめの投資方法5選~初心者でも安心できる投資とは~

  • Bankersの潮流

投資の初心者においてはまず投資方法選びに苦戦しがち。

投資初心者は万が一のリスクが低い「少額投資」を行って、投資に慣れていくことがおすすめです。

今回は初心者でもチャレンジしやすいおすすめの投資方法を5つ紹介します。

投資を始めてみたいけど何に投資すればよいかわからない、という人は、是非参考にしてみてください。

少額投資のメリット

少額投資というスタイルには、さまざまなメリットがあります。

まずは少額投資のメリットについて解説しますので、なぜ投資金額を抑えた手法に注目が集まっているのかを確認してみましょう。

 

分散投資がしやすい

少額投資は、複数の対象に投資を行う「分散投資」がしやすいというメリットがあります。

1つの商品への投資額が少額に抑えられると、低予算でも複数の対象に同時投資が可能です。

分散投資は万が一ある投資で損失が出たとしても、ほかの投資の利益でマイナスの一部を埋め合わせたり、場合によっては相殺することに繋げられるでしょう。

一般的に株などに投資を行う場合、最低でも100株単位からの購入が必要な場合が多く、1株単位からの購入であっても株価自体が高い場合もあります。

1回の投資で、投資額が数十万円の金額になってしまうケースも珍しくなく、分散投資がしづらくなります。

また、余裕資金を超えて大きな金額で投資してしまうと、生活にゆとりがなくなり投資の継続が難しくなります。ソーシャルレンディングのように少額投資が可能な商品で分散投資をすることがおすすめです。

 

失敗しても損失を抑えることができる

少額投資は、失敗時の損失を抑えられるというメリットがあります。

投資の損失額が大きくなれば生活に影響が出たり、予定していた人生プランに変更が生じたりと、さまざまな問題に発展する可能性があるでしょう。

特に投資初心者は投資そのものに不慣れなため、投資先の選別や売買のタイミングを見誤ることで損失に至ってしまうことも少なくありません。

投資初心者ほど少額投資を意識して、失敗時の損失を抑えるのがおすすめです。

ソーシャルレンディングであれば少額から投資が行えるので、万が一損失が発生しても金額の幅を少額に抑え込む事ができます。

損失のリスクを考慮して少額投資を行う際にも、融資型クラウドファンディングであるソーシャルレンディングが使いやすいでしょう。

 

気軽に投資経験を積める

少額投資は、気軽に投資経験を積んでいけるというメリットもあります。

少額投資は損失リスクを抑えた投資方法であるため、損失の負担をそれほど気にすることなく実践経験を積めるのが特徴です。

値動きの予想や損切りのタイミングなどを実際に試しながら投資ができるので、自分なりの投資運用の感覚やスタイルを磨いていけるでしょう。

投資は繰り返して経験を積むことで、コツをつかむチャンスが増えます。

「予想利回りが〇〇以下のファンドに投資すると良い」「不動産担保などの保全がしっかりしたファンドへの投資が安心だ」といった経験から、少しずつソーシャルレンディング投資のコツを身につけていくと良いでしょう。

 

少額投資のデメリット

少額投資にはメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。

事前にデメリットを把握して対策を考えておくことで、投資のリスクをさらに抑えられるでしょう。

以下からは、少額投資ならではのデメリットについて解説します。

 

大きな利益にはなりにくい

少額投資は損失のリスクが少ない分、大きな利益にもつながりにくい点がデメリットです。

投資の利益率は数%程度が一般的なので、それなりの利益を求めるには数十万〜数百万円ほどの金額を用意して運用する必要があります。

仮に年間の利回りが5%(税引前)だとすると、100万円を投資すると1年で5万円(税引前)の利益を得ることが可能です。

一方で、少額投資の場合1万円程度の投資になるので、1年間の利益は500円程度(税引前)になるでしょう。

月額にすると100円に満たない金額では、満足のいく投資結果とはなりません。

短期間で大きな利益獲得を目的にする場合には、少額投資は不向きだと言えます。

少額投資は、あくまで低リスクで長期投資で着実に資産を増やしていくのに向いていることは、事前に確認しておきましょう。

 

手数料負担が重くなる可能性がある

少額投資を行う場合、手数料負担が重くなる可能性もデメリットに含まれます。

投資を行う際にはさまざまな手数料が発生し、その都度いくらかの出費が必要とされるのです。

例えば投資する商品によっては買付手数料、売却手数料、振込手数料、出金手数料などがかかることがあります。

少額投資をするのなら、これらの手数料がかかるのか、かかる場合にはいくらになるかをあらかじめ把握して、手数料を加味した利回りを計算して投資を行う必要があるでしょう。

あくまで数百円程度ではありますが、少額投資は利益も大きくないため、手数料だけでほとんどなくなってしまう可能性もあります。

少額投資を行う場合には、なるべく手数料を抑えられる投資商品を選んだり、手数料がかからない方法を確認して投資することをおすすめします。

初心者におすすめな投資方法のメリット・デメリットは?

初心者におすすめの投資方法としては投資信託、債券投資、外貨預金、株式投資、ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)があります。

ここではそれぞれの投資方法の特徴やメリット、デメリットを紹介しますので、自分にあった投資方法を選ぶうえでの参考にしてください。

 

投資信託

投資信託は運用会社などのプロフェッショナルが商品の購入者の代わりに投資を行うもの。

あらかじめ定められた投資先やルールに基づいて、銘柄に分散投資を行ってくれます。

また、一口に投資信託と言っても、国債などリスクの低いものに投資する商品、株式などリスクの高いものに投資する商品などさまざまなので、投資先を確認したうえで適切な商品を購入しましょう。

投資信託のメリットは一つの商品を買うだけで多数の銘柄に分散投資してくれることや、一部の商品はNISAが活用でき、一定期間にわたり投資収益に税金がかかるのを避けられることです。

一方でデメリットは、元本割れのリスクと商品によっては手数料が高いこと。

ハイリスク・ハイリターンの商品は相場下落時の損失が大きくなる可能性があるので、商品選びには注意しましょう。また、最近はノーロードの商品が増えていますが、アクティブ型の商品の場合は手数料が高いこともありますので注意が必要です。

 

債券投資

債券は国や企業などの借金を、投資家が売買できる形で発行される商品です。

借金であるため、投資元本が返済される償還日が定められており、償還までの間は定期的に利息が受け取れます。

一般的に他の商品より低リスクで、かつ償還まで保有し続けていれば、価格変動による損失が発生することもない点がメリット。

今回紹介する商品の中でもとりわけ、損失リスクを避けたい初心者におすすめの商品といえます。

一方で、近年の低金利環境の中で、債券の利率も低いものが多くなっている点がデメリットです。

また、その中で利率が高いものは、デフォルト(返済が滞り債務不履行に陥る可能性)のリスクも高くなることにも注意しましょう。

 

外貨預金

外貨預金とは米ドルなど日本以外の国や地域が発行する通貨を購入し、預金として預けるもの。

外貨預金に預け入れる時と、円に戻すときの為替レートを比較して、円安になっていれば為替差益を得られます。

また、南アフリカランドなど一部の通貨は日本と比較して預金金利が高いため、 定期預金で運用すると同通貨建てで利息を多く受け取ることができます。

これらの為替差益や利息収入が得られる点や、普通預金であれば流動性が高く柔軟に解約できる点、そして多くの銀行で投資でき、新たに証券口座を開設する必要もない点などがメリットです。

逆に円高によって損失が発生するリスクがある点や、円を外貨に両替して外貨預金にするとき、また逆に外貨を両替して円に戻すときに「為替レート」に加えて「銀行の手数料」がかかる点がデメリットといえます。

手数料は銀行によって差があるので、手数料の低い銀行を選んでチャレンジするのも大切です。

 

株式投資

株式投資は、企業の発行する株式に投資するもので、保有する株数に応じて株主総会の議決権と、企業の利益配分を受ける権利を得ます。

利益配分は定期的に発生する「配当」の形で、保有する株式数に応じて受け取るのが一般的。

配当による収入を「インカムゲイン」と呼ぶ場合もあります

また、業績拡大などにより企業価値が向上すると株価が上昇。

その結果、購入時より株価が高いタイミングで売却すれば、価格差から利益を獲得でき、これを「キャピタルゲイン」と呼びます。

株式投資には、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」を獲得する可能性があります。

その他のメリットとして、日本では株主優待として割引券や商品などを受け取れる銘柄があることがあげられます。

一方で、株価が下落すると損失が発生することや、倒産などに陥ったときにはほぼ無価値になるリスクがあるなどのデメリットも存在。

株式投資は比較的リスクの高い投資商品であるため、特定の株式銘柄に過度に多額の金額を投資しないように注意しましょう。

 

ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)

ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)は投資家が投資した資金がファンドを通じて融資先に貸し出され、その利息をもとに投資家に配当が支払われ、元本が返済されると投資元本も償還されるというものです。

あらかじめ定められたタイミングで投資元本が償還されるため、価格変動に伴うリスクは通常発生しません。

そのため運用期間中の値動きなどを気にする必要もないのです。

ソーシャルレンディングのメリットやデメリットは次の章で詳しく解説します。

 

投資初心者におすすめなソーシャルレンディングのメリット

ソーシャルレンディングも投資初心者におすすめの投資方法です。

ここからはソーシャルレンディングのメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。

 

少額から始められる

債券や株式投資などは銘柄によってはある程度まとまった金額が必要になる一方で、ソーシャルレンディングは比較的少額から始めることが可能。

1万円からはじめられる事業者もありますし、5万円程度の投資資金があれば投資できるソーシャルレンディングのファンドの選択肢が広がります。

慣れるまでは大きな金額での投資は避けたい人や、そもそもまだ投資に回せる資金が大きくないといった人にとっては大きなメリットといえるでしょう。

 

利回りが高め

低金利環境下では魅力的な利回りが期待できる投資方法が限られるなかで、ソーシャルレンディングは貴重な投資方法といえるでしょう。

ソーシャルレンディングでは年率3〜5%前後の利息(税引前)が得られるファンドは珍しくありませんし、中には6%を超える予想利回り(年率)を提示するファンドもあります。

債券投資よりも高い収益を追求したいが、元本が毀損するリスクの高い株式投資は怖いという人などには、利回りの高いソーシャルレンディングはおすすめです。

 

ソーシャルレンディングは手間が少ない

ソーシャルレンディングは、一度ファンドを購入したのちは、基本的に償還期限が来るまで特に何もすることはありません。

融資先の返済の遅延や貸し倒れなどが発生しなければ、あらかじめ定められた償還期限に元本が償還されるため、価格変動に伴うリスクは発生しません。

そのかわり、融資先が支払う利息をもとに、投資家に分配金が定期的に支払われる仕組みです。

運用期間中に相場動向や経済状況などを逐一チェックする必要はないため、忙しい人に適した投資方法といえるでしょう。

ソーシャルレンディングのデメリット

ソーシャルレンディングのデメリットは融資先の返済遅延や貸し倒れ、ソーシャルレンディング運営事業者自体が行政処分等によって事業継続ができなくなったり、不適切な管理によってファンドの償還が滞るリスクがあることです。

当初契約通りに運営されている限りは損失が発生しない商品ですが、融資先の利息支払いや借入金の返済が滞った場合には損失が発生する可能性があります。

また、ソーシャルレンディングの運営事業者が行政処分を受けたり、不適切な業務運営によってファンドの償還が滞る場合も同様です。

ソーシャルレンディング投資においては、ファンド詳細をよく確認し、融資先の事業の安全性や担保や保証の内容、ソーシャルレンディング運営事業者の管理体制やそれまでのファンド運用実績などを吟味して、信頼できる事業者が販売するファンドを選びましょう。

 

投資初心者には少額から始められて手間が少ないソーシャルレンディングがおすすめ!

投資初心者には、少額から始められて、運用期間中に相場動向などのチェックが不要で、手間の少ないなどのメリットがあるソーシャルレンディングがおすすめ。

株式などと比較して安全でありながら、債券と比較して魅力的な利回りを獲得するチャンスがあるのが魅力です。

一方で、貸し倒れリスクや運営事業者自体の経営リスクには注意したいところ。

多数のファンド組成実績があり、財務健全性に優れ、経営管理体制のしっかりした信頼のおける事業者が販売するファンドから選ぶのはもちろんのこと、過度に高い利回りのファンドは避けるようにしましょう。

また、特定のファンドに集中投資せず、ファンドのテーマ、時期、地域などの異なるファンドに分散投資することも大切です。

ソーシャルレンディングを始め、今回紹介したおすすめの投資方法をうまく組み合わせて、着実に資産を増やしていきましょう。

 

 

【Bankers認定金融ライター】

 

Bankersについて

融資型クラウドファンディングは企業への融資を通じて魅力的な利回りが期待できる商品です。

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