2022.01.27 時点の投稿

知っておくべき!ソーシャルレンディングのリターン

  • Bankersの潮流

 

ソーシャルレンディングとは、投資家が出資した資金がファンドを通じて融資先に貸し出され、その利息をもとに投資家に配当が支払われ、元本が返済されると投資元本も償還されるというもので、資金を調達したい企業と資金を運用したい投資家をオンラインで結びつけるサービスです。

ソーシャルレンディングには投資ならではのリスクやデメリットもありますが、それに見合ったリターンおよびメリットのあるサービスとして注目されています。

こちらではソーシャルレンディングの基本的な仕組みと、投資をすることによるリターンを解説します。

 

ソーシャルレンディングの仕組み

ソーシャルレンディングは、融資を受けて事業を展開したい企業と、余剰資金で資産運用をしたい個人を結ぶサービスです。

インターネットを経由して投資を行うそのスタイルから、融資型クラウドファンディングとも呼ばれます。

 

ソーシャルレンディングのメリット

融資先企業が順調に元利金の返済をする限り、投資元本が毀損することがほとんどない点がメリットです。

また、仮に投資の知識や経験がほとんどなくても、事前に公開されているファンドの予想利回りやリスクを確認して、申込手続きを行うことでスムーズに出資でき、分配や償還金も期限を待つだけで、特に手続きは必要ありません。

特に、信頼できる運営企業かどうかも重要です。ホームページや各ファンドの詳細ページで担保や保証などの保全措置やページの充実度を確認して、利回りよりも安心して取引できる運営会社を選ぶことがおすすめです。

最低1万円からの投資金額ではじめられるので、投資のために生活費を削るような無理をしなくても資産運用ができます。

運用時間も3ヶ月〜1年程度の短期間で終了するものも多く、手軽に参入しやすい要素が揃っているのも魅力です。

 

ソーシャルレンディングのデメリット

ソーシャルレンディングにはデメリットもあり、場合によっては予想されていた利回りを得られなかったり、予定通りに元本が償還されないケースもあります。

例えば出資しているファンドの分配・償還スケジュールが変わると、予定通りに投資元本が償還されないことがあるのです。

融資先の企業が当初予定していた返済計画通りに元利金のの支払いができなければ、予定運用期間内で返済ができず、ファンド期間が延長される可能性があります。

その間は投資した投資元本が償還されてこないため、投資家の資金繰りに支障が出ることもあるでしょう。

逆に、融資先の企業の都合によって、予定よりも早期にファンドの償還が実施されることもあります。

この場合は運用期間が短くなってしまうため、当初見込んでいた利回りが少なくなってしまう結果になるでしょう。

 

ソーシャルレンディングのリターン

ソーシャルレンディングは、ほかの投資方法よりもリターンが大きくなる可能性もあります。

投資初心者でも手軽に運用できるので、幅広い投資家に人気があるのも特徴のひとつ。

以下からは、ソーシャルレンディングのリターンについて解説します。

 

ソーシャルレンディングの利回り

ソーシャルレンディングにおける「利回り」は、一般的にミドルリターンと言われています。

利回りとは投資した金額に対して、「利子を含めて計算される年単位の収益の割合」のことです。

この利回りの数値が高いほど、投資家へのリターンも高くなります。

ソーシャルレンディングは、企業への貸出金利に対して、インターネットなどのテクノロジーを通じて中間コストを削減することで、投資家に対して高いリターン(利回り)を提示できています。中には、5%~7%程度の利回りとなる場合もあります。

 

「貸出金利が高いサービスを利用する企業がいるのか?」という疑問もありますが、銀行の融資審査基準が柔軟性に乏しいために、信用力があっても銀行の貸付条件をクリアできない企業は珍しくありません。

ソーシャルレンディングでは、銀行では担えない企業の資金需要に応えながら、投資家に魅力的な利回りを提供できているのです。

 

国債との比較

国債とは、国が自国の信用を担保に発行する債券のことを指します。

日本が発行する国債はそのまま「日本国債」と呼ばれ、投資家が国にお金を投資する際に受け取ることが可能です。

国債の利回りや募集状況は、財務省のホームページで確認することができます。

2021年12月現在は、以下のような個人向け国債が募集されていることが確認可能です。

・表面利率:0.05%、金利タイプ:変動金利、満期10年

・表面利率:0.05%、金利タイプ:固定金利、満期5年

・表面利率:0.05%、金利タイプ:固定金利、満期3年

上記の国債は全て募集価格・返還金額が100円に設定されていて、発行後1年経過すれば、いつでも元本割れのリスクがない国の買取による中途換金が可能となっています。

いずれの利回りも0.05%と低く設定されているのが特徴で、ソーシャルレンディングの2%以上の利回りと比較するとその差は40倍にもなります。

参考:https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/recruitment/

 

社債との比較

社債とは、個人が特定の企業が発行する債券に対して投資を行い、その債券の利息を利益として受け取れる投資方法のことです。

個人から企業への投資という点ではソーシャルレンディングと類似していますが、利回りは平均0.1%程度となるため、リターンの面で大きな違いがあります。

ドル建ての社債の満期5年でようやく1%程度の利回りに達するため、利益重視ならソーシャルレンディングが魅力となるでしょう。

また、国内の社債は最低でも100万円単位で発行されることが多く、個人で手軽には投資できない点も違いのひとつです。

先にも記載した通りソーシャルレンディングでは1万円から投資が可能なので、自分のライフスタイルに合った金額を設定できます。

 

ソーシャルレンディングのリスク

ソーシャルレンディングには多くのメリットがある一方で、いくつかのリスクもあります。

リスクの可能性を考慮して資産運用を行なっていくことが、結果的にリターンの増加につながるでしょう。

以下、ソーシャルレンディングにおけるリスクについて解説します。

 

投資先が破綻し元本割れのリスクがある

ソーシャルレンディング経由で融資した企業が経営破綻すると、全額が返済されず元本割れにつながるリスクがあります。

リターンどころか投資元本の全額または一部を失う可能性もあるので、その点はリスクのひとつになるでしょう。

大企業に投資をする社債のケースと違って、ソーシャルレンディングの融資先の信用リスクは高い傾向にありますので、投資家はその点をきちんと意識しなければなりません。

ファンドの詳細情報や保全の内容をよく確認し、リスクを十分理解してから投資することも重要です。

 

会社が倒産する可能性がある

ソーシャルレンディングの運営会社そのものが倒産する可能性も、考慮しなければならないリスクのひとつです。

融資先企業に直接融資を行い、債権監理をしている運営会社が潰れてしまえば、出資元本が返ってこない可能性もあります。

ソーシャルレンディングはまだ新しい投資方法なので、運営会社によっては安定した経営ができていないケースも考えられるでしょう。

ソーシャルレンディングに投資をするのなら、慎重に利用するサービスを比較・検証する必要があるでしょう。

運営会社の倒産によるリスクを避けるためにも、投資する前に運営会社の会社概要(特にどのような株主がいるのか)、財務状況、経営陣、経営方針を確認するのがおすすめです。

 

途中解約できない

ソーシャルレンディングによる投資は、途中解約ができません。

仮に生活費がなくなったとしても、満期が来るまで出資契約を解約してお金を取り戻すことはできません。

途中解約ができない点をあらかじめ考慮して、余剰資金のみで投資を行うのがおすすめです。

幸いソーシャルレンディングは1万円の少額投資が可能で、ファンドの運用期間も比較的短期となっています。

そのため途中解約ができないことを把握した上で投資金額を決定すれば、リスク回避はそれほど難しくないでしょう。

無理な資産運用にならないように、投資金額をコントロールすることもポイントです。

 

ソーシャルレンディングはリスクもあるがリターンが大きく手間も少ないのでおすすめ!

ソーシャルレンディングはいくつかのリスクもありますが、それ以上にメリットが多い投資方法になっています。

リスク回避の方法を把握した上で投資に臨めば、安定した利回りの獲得を継続できるので、手軽に資産を運用していけるでしょう。

ソーシャルレンディングはリターンの魅力に加えて、投資初心者にも手間のかからないサービスである点も魅力です。

1度投資を行なってしまえば、運用中に特別な手間は必要ないため、別の投資や資産運用の勉強などに時間を使えます。

いちいちチャートを確認したり、売却や追加投資の決定を行ったりといったストレスがないので、投資初心者でも気軽に資産運用を実行できるでしょう。

この機会にソーシャルレンディングのメリットとリターンの大きさを確認し、ぜひ投資に挑戦してみてください。

 

【Bankers認定金融ライター】

Bankersについて

ソーシャルレンディングは、クラウドファンディング事業者が多くの投資家からお金を集めて融資が必要な企業に貸し出し、その利息を原資として投資家に還元する投資商品です。

当社では、ファンド形成にあたり、審査部門による厳正な審査をクリアした企業にのみ融資を行っております。

また、独自の5段階評価でリスクを開示し、融資実行後も継続的にモニタリングレポートを出資者へ公開しています。

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さらに、当社親会社である株式会社バンカーズ・ホールディングも、出資者と同様のファンドへ出資し、出資者と同じリスクを共有し利益を分配する投資方式「セイムボート出資」を通じて、利益相反防止を図っています。

Bankersの厳しい審査をクリアしたファンドで、ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)を始めてみませんか?

気になる方はぜひ、簡単無料会員登録から!

 

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