2021.11.23 時点の投稿
ソーシャルレンディングとロボアドバイザーどちらがおすすめ?徹底比較
- Bankersの潮流
近年は投資などの資産運用に注目が集まり、貯金していた資産を将来のために活用したいと考える人が増えています。
特に投資初心者でも気軽に資産運用をはじめられる、「ソーシャルレンディング」や「ロボアドバイザー」などの手段が人気です。
こちらではソーシャルレンディングとロボアドバイザーのメリット・デメリットを比較し、どちらがおすすめなのかを解説します。
ソーシャルレンディングとロボアドバイザーについて
ソーシャルレンディングとロボアドバイザーは、これから投資をはじめたい初心者や、忙しくて時間がない人にぴったりの資産運用の手法です。
どちらも投資してしまえば、その後資産運用のために時間と手間をかける必要はなく、利益を受け取り続けることができます。
投資に関する知識や経験がなくても、気軽に本格的な資産運用に挑戦できるのです。
こちらではソーシャルレンディングとロボアドバイザーの基本と、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、投資をしたい投資家と、資金を借りたい事業者を結びつけるサービスです。
投資家は企業に融資を行うファンドを通じてお金が運用されるため、投資後はファンドの営業者に運用を任せるだけで予定の期日に配当を得られます。
日常的にこまめな購入、売却を行う必要がなく、手間をかけずに投資の利益を獲得できるのが特徴です。
契約時の融資金利が変動することがないため、投資した金額に応じた一定の収入が継続します。
投資期間中に安定した利益を得られる点も、ソーシャルレンディングの魅力です。
投資にかける時間がない、なるべく簡単・安全に投資の利益を獲得したいといった人におすすめの投資方法となっています。
ロボアドバイザーとは
ロボアドバイザーとは、AI(人工知能)を利用して具体的な投資プランを考案する投資手法です。
最初に簡単な質問に答えるだけで、自分に合った投資方法・投資先をAIが自動で考案します。
ロボアドバイザーを使えば投資初心者でも、投資のポートフォリオ(投資先の具体的なラインナップ)を簡単に作成可能です。
ポートフォリオを作ることで、計画的な資産運用や分散投資が行いやすくなるため、投資におけるリスクを下げられます。
ロボアドバイザーには、AIから助言を受けて自分で投資を行う「アドバイス型」と、資産運用の全てを任せられる「投資一任型」の2種類があるのが特徴です。
投資一任型であれば、定期的に投資資金を入金するだけでAIによる自動買付が行われるので、ソーシャルレンディングと同じく投資後に自分で作業をする必要がありません。
メリット
ソーシャルレンディングとロボアドバイザーは、両方とも簡単かつ本格的に投資をはじめられるメリットがあります。
一方でソーシャルレンディングとロボアドバイザーには、それ以外にもそれぞれの投資手法ならではのメリットがあるのです。
以下からは、ソーシャルレンディングとロボアドバイザーのメリットを紹介します。
ソーシャルレンディングのメリット
ソーシャルレンディングには、金利の高さや短期投資のしやすさなど、さまざまなメリットがあるのが特徴です。
以下からは、ソーシャルレンディングならではのメリットを解説します。
比較的利回りが高い
ソーシャルレンディングは、平均的な利回りが3〜7%と高い水準にある点がメリットです。
高利回りによる配当が行われるので、大きな利益を獲得できます。
銀行預金の利回りが0.001~0.20%、2021年の個人向けの国債金利が最低0.05%からであることを考えると、ソーシャルレンディングの利回りが相対的に高いことがわかるでしょう。
先にも解説した通りソーシャルレンディングでは、一度ファンドに出資すればその後金利が変動することはないため、安定した利益が得られます。
投資先の企業の事業が順調に進んでいる場合、途中で元本が減る可能性も少ないので、安定した投資が可能です。
少額から始められる
ソーシャルレンディングは、少額投資からはじめられる点もメリットです。
ソーシャルレンディング事業者によって金額は変わりますが、多くの場合1万円から投資が可能となっています。
少額から投資が行えるので、生活に支障のない範囲で無理のない資産運用が行えるでしょう。
株式の場合は銘柄によって売買単位の最低株数が100株や1000株の場合があったり、仮に1株単位で買えるとしても1株の価格が数十万円ということもあるため、まとまった金額が必要になるケースも多いです。
必要金額が多いと投資を躊躇してしまったり、万が一株価が大きく下落すると損失が大きくなったりといった不安があるでしょう。
投資初心者はリスクを減らすためにも、少額投資で比較的高利回りな投資が行えるソーシャルレンディングからはじめることがおすすめです。
短期投資が可能
ソーシャルレンディングは案件ごとに投資期間が決められているため、短いものであれば4〜6ヶ月の短期投資が可能です。
案件を選べば長期間投資を続ける必要はなく、短期間でスムーズに元本償還と投資期間に応じた利回りの収益を獲得できます。
投資期間が短いほど、投資した金額の元本割れによる損失、事業者の信用や為替変動などに関係するリスクを軽減可能です。
当初の利回り通りの利益を継続したまま契約満了できるので、安定した投資が行えます。
リスク回避を意識した投資を行う際にも、ソーシャルレンディングにメリットがあるでしょう。
ロボアドバイザーのメリット
ロボアドバイザーには、ソーシャルレンディングにないメリットがあります。
以下を参考に、ロボアドバイザーならではのメリットもチェックしてみましょう。
自分に最適のプランを提案してくれる
ロボアドバイザーは、自分自身に最適な投資プランを見つけられるというメリットがあります。
年齢、年収、職業、これまでの投資経験、リスクの許容度などを参考にAIが診断し、自分だけの投資計画を提案してくれるのです。
投資初心者は他の人の投資方法を参考にすることも考えられますが、動かせる資金やリスクの許容度が違うと、必ずしもそのやり方が自分に合っているとは限りません。
その点ロボアドバイザーは、自分の性質や属性に合わせてぴったりの投資プランを計画してくれるので、無理のない範囲で投資をはじめられます。
投資知識が不要
ロボアドバイザーを使う場合、投資知識がなくても本格的な投資が行えます。
一般的に株式投資をはじめる際には、経済、政治、業界の動向などの知識が必要です。
企業の財務状況を分析する必要もあるため、投資を実践する前にいくつか勉強しておくべき項目があるでしょう。
ロボアドバイザーならAIによる判断で投資が行われるため、一般的に必要とされる投資知識がなくても問題ありません。
市場の動きに合わせてAIが適切な投資方法を適用するので、投資初心者でも効率的な資産運用が可能です。
投資知識を持たずに投資をはじめられる点は、ロボアドバイザーのメリットとなっています。
デメリット
ソーシャルレンディングとロボアドバイザーには、メリットだけでなくデメリットもあります。
事前にこれらを把握しておくことで、デメリットによるリスクを回避しやすくなるでしょう。
デメリットの把握は、それぞれのメリットをより活かすことにもつながります。
以下を参考に、ソーシャルレンディングとロボアドバイザーのデメリットをチェックしてみてください。
ソーシャルレンディングのデメリット
ソーシャルレンディングには安定性がある一方で、流動性の低さや元本割れのリスクなどのデメリットがあります。
以下で詳細を解説するので、ソーシャルレンディングで投資を行う際のデメリットについてチェックしてみてください。
流動性が低い
ソーシャルレンディングによる投資には、流動性が低いというデメリットがあります。
株式投資や債券投資などは、途中で売却することで換金ができますが、基本的にソーシャルレンディングで融資を実行している期間はファンドの中途解約はできません。
ファンドの期間満了によって償還が行われるまで、投資したお金を動かせないのです。
資金の流動性が低くなっているので、慎重に投資先と投資するタイミングを選択することが求められます。
元本割れのリスクが有る
ソーシャルレンディングには、ファンドを通して融資を行った企業が倒産したり、返済できなくなることによる元本割れのリスクがあります。
担保・保証がない案件の場合には、投資した資産が減少してしまうこともあるでしょう。
元本割れまでいかなくても、返済が遅延するケースもあり、予定通りに収益を確保できない可能性があることもデメリットのひとつです。
ロボアドバイザーのデメリット
ロボアドバイザーはAIを活用した最先端の投資方法ですが、そのシステムゆえにいくつかのデメリットがあります。
主に運用コストや投資知識に関する点にデメリットがあり、利用する際には事前に注意が必要です。
以下からは、ロボアドバイザーのデメリットの詳細を解説します。
運用コストが高い
ロボアドバイザーは、自分の力だけで投資をする場合よりも運用コストが高くなるのがデメリットです。
ロボアドバイザーは銘柄の買い付けや、資産の再分配を行なってポートフォリオを修正する「リバランス」などをAIが自動で行ってくれるのが魅力ですが、その利用料金を手数料として支払わなければなりません。
投資に便利な機能が多い分、それに見合ったコストの負担が必要になるため、ロボアドバイザーを使う際には手数料分のコストがいくらかかるのかを確認しておきましょう。
投資の知識が身につかない
ロボアドバイザーは、使い続けても投資に関する知識が身につかない点でもデメリットがあります。
AIによる自動的な運用が行われるため、投資家自身に経済や金融の専門知識が必要なくなってしまい、勉強する機会を逃してしまうのです。
仮に投資に失敗しても「なぜ失敗したのか」を分析することが難しいため、経験として将来に役立てることができません。
長く投資を続けていきたい場合には、ロボアドバイザーに任せきりになるのではなく、積極的に関連知識の習得を目指すことがおすすめです。
自分に合った投資方法を選択しよう
ソーシャルレンディングもロボアドバイザーも、多くの人におすすめできる投資手法です。
その機能を上手に活用することで、投資初心者でもスピーディに資産運用に挑戦できます。
どちらが自分に合っているのかは、投資の目的や資産状況などによって変わってくるため、まずは両方の特徴を正確に把握することがポイントです。
本記事ででソーシャルレンディングとロボアドバイザーのメリットとデメリットをチェックし、自分に合った投資方法を選択できるように備えましょう。
【BankersNote編集部】
Bankersについて
ソーシャルレンディングは企業への融資を通じて魅力的な利回りが期待できる商品です。
株式のように値動きがないため細かに管理する必要がなく、日常の生活スタイルを崩さず、自分のペースで資産運用が可能です。バンカーズのソーシャルレンディングは1口1万円からの小口投資が可能で、投資初心者にもおすすめです。
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