【ロシアルーブル建て】ロシア公共事業セクター金融事業者ファンド23号
概要・リスク
本ファンドの概要
実質的な貸付先に対する貸付通貨 | ロシアルーブル建て 貸付通貨の当社ラベリングはこちらをご確認ください。 |
表面利回り(※1) | 年6.4% |
投資倍率(※1) | 1.052倍 |
最低投資金額/投資単位 | 10,000円以上10,000円単位 |
当初販売目標金額(※2) | 10,000,000円 |
募集期間(※3) | 2021年11月26日~2021年12月24日 |
運用期間(予定) | 2022年1月~2022年10月(10ヵ月) |
分配金支払い年月(予定) | 2022年11月 |
分配金支払い方法 | 満期一括 |
担保・保証の有無 | 無 |
※1 表面利回りおよび投資倍率は、運用手数料<2.6%(年率換算3.2%)>を差し引いた数字となります。
注:1)上記の運用手数料は運用開始時にご負担いただく形になります。
2)運用益に対しては源泉徴収税が別途差し引かれます。
3)表面利回りおよび投資倍率の詳細はこちらでご確認ください。
※2 投資家の皆様からの応募金額が少ない等によりファンドが成立しない場合があります。
※3 募集期間中に当初販売目標金額に達した時はその時点で募集を終える場合があります。
ファンドのリスク
実質的な貸付先その他の関係者の信用リスク
ファンドの資金は、匿名組合の営業者としてファンドを運営する当社のグループ会社からの他のグループ会社に対する貸付を経由して、最終的に海外の資金需要者(実質的な貸付先)に対する貸付債権の取得資金(貸付金または購入代金)に充てられます。
個々の事情や経済情勢等により実質的な貸付先からの返済が当初の想定通りになされなかった場合、または何らかの事情により上記のグループ会社の財政状態が悪化した場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配金の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
<実質的な貸付先>
SF HOLDINGS COMPANY PLC(キプロス共和国に籍を置く金融持株会社)
<匿名組合の営業者として本ファンドを運営する当社のグループ会社>
クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)
<本ファンドからの借入金により実質的な貸付先に対する貸付けを行う当社のグループ会社>
Crowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)
為替変動リスク
為替レートの変動によって分配金は増減します。
【本ファンドの場合】
円/米ドルおよび米ドル/ロシアルーブルの為替レートの変動
ファンドの投資スキームに関わるリスク
当社のファンドは、関係各国の法制(各国間における租税条約や税制を含む)に従い、複数の関係者における業務の連携を伴う投資スキームを基盤としています。そのため、関係国における政治経済情勢の変動や法制の変更、関係者における業務遂行の困難や不能等により投資スキームが十分に機能しなかった場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配時期の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
本ファンドに関係する国:日本国(当社およびクラウドクレジット・ファンディングの所在国)、エストニア共和国(エストニアグループ会社の所在国)、キプロス共和国(実質的な貸付先の所在国)、ロシア連邦(実質的な貸付先の主要事業展開国)、英国(実質的な貸付先の主要事業展開国)
その他のリスク
その他のリスクやリスクの詳細等は本サイトにある「契約締結前交付書面」に記載しております。事前に必ずご確認ください。
貸付債権の管理、回収方針・態勢
実質的な貸付先に対する貸付債権について、エストニアグループ会社は、実質的な貸付先の経営環境、財務状況、株主・代表者等の異動状況などについて定期的なモニタリングを行っております。係るモニタリングを履行する中で、貸付債権回収への影響が懸念される状況を把握した際には、エストニアグループ会社は実質的な貸付先の詳細な業況把握や事業計画等の進捗管理を強化すること等により、回収に係るリスクの低減を図るとともに、当初予定するスケジュール通りの返済に懸念が生じた場合は、業況を詳細に注視しながらのリファイナンスや返済繰り延べ、貸付契約に基づく早期返済請求や裁判手続きによる回収等を慎重に判断し、適切に推進することで回収額の極大化を図ってまいります。
営業者・募集取扱者について
匿名組合の営業者 | :クラウドクレジット・ファンディング合同会社 |
募集・私募取扱業者 | :クラウドクレジット株式会社 |
※クラウドクレジット・ファンディング合同会社とはクラウドクレジット株式会社の100%子会社です
仕組み
本ファンドの投資スキーム
本ファンドは、クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)がクラウドクレジット株式会社(以下「当社」といいます)のエストニア子会社であるCrowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)に対して貸付けを行います。
その上でエストニアグループ会社はこの借入金を原資として、キプロス共和国を拠点に事業を展開する金融事業者であるSF HOLDINGS COMPANY PLC(以下「SF Holdings社」といいます)へ貸付けを行います。
投資家の皆様には、クラウドクレジット・ファンディングのエストニアグループ会社向けの貸付事業に対して出資していただきます。
- グループ会社貸付金は無担保で、貸付に係る基本契約に責任財産限定条項(エストニアグループ会社の返済義務の範囲を、エストニアグループ会社が各ファンドにおいて実施した貸付の回収金等に限定する条項)が付されております。
- クラウドクレジット・ファンディングからエストニアグループ会社への貸付金利は年利10.4%です。
- エストニアグループ会社からSF Holdings社への貸付金利は年利12.0%(単利)です。
- エストニアグループ会社は送金に際して取引銀行に対して所定の送金手数料を支払います。
- エストニアグループ会社がSF Holdings社に対してロシアルーブル建てで貸付けをするにあたり外国為替手数料等が発生します。
- エストニアグループ会社がクラウドクレジット・ファンディングに対して返済を終えた後にエストニアグループ会社に残った財産はエストニアグループ会社の収入となります。
本ファンドに関する重要情報
1.当社はクラウドクレジット・ファンディングとエストニアグループ会社の議決権を100%保有しております。
また当社の代表取締役である杉山智行は、クラウドクレジット・ファンディングの代表社員としての当社の職務執行者およびエストニアグループ会社のDirectorをそれぞれ兼務しており、両社の財務および営業または事業の方針の決定に関して影響を与える立場にあります。
2.クラウドクレジット・ファンディング、エストニアグループ会社およびクラウドクレジット株式会社(連結ベース)の主な経営・財務指標は以下のとおりです。
3.本ファンドに関する資金使途および事業計画の概要につきましては、上記の説明のほか、本サイトに掲載しております本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
4.本ファンドに関する出資金は、金融商品取引業等に関する内閣府令第125条その他の法令に定める基準に則り、クラウドクレジット・ファンディングが開設するファンドの種類別・号数別に開設する預金口座で分別管理を行います。
銀行の商号 株式会社三井住友銀行
営業所の名称 日比谷支店
所在地 東京都港区西新橋1 – 3 – 1
口座名義 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
口座番号 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
※分別管理を行う預金口座へ直接お振込みされないようご注意ください。
5.本ファンドに関するリスクにつきましては、「概要・リスク」タブに記載した説明に加え、本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
また本ファンドの譲渡や中途解約は、匿名組合契約書に定める場合を除きお受けできません。
6.出資いただいた後の本ファンドの出資対象事業の概況等につきましては、クラウドクレジット・ファンディングの委託を受けた当社が、ウェブサイト(マイページを含みます)に掲載する方法または電子メールにて送付する方法により投資家の皆様にファンド報告書を交付してお知らせいたします。
7.本ファンドに関する運用手数料は、出資額の総額が募集金額に達しないこと、またはエストニアグループ会社に資金を貸付け回収する事業が開始できないと判断したことを理由にクラウドクレジット・ファンディングが匿名組合契約を解除した場合等を除き、払戻しはいたしません。詳しくは本ファンドに関する契約締結前交付書面をご確認ください。
8.本ファンドの募集開始日現在、エストニアグループ会社には、返済の猶予を受けているクラウドクレジット・ファンディングからの他のファンドに関する貸付契約(責任財産限定条項あり)がございます。
貸付先情報
「ロシア公共事業セクター金融事業者ファンド」シリーズ
実質的な貸付先の基本情報(※)
業者の名称 | SF HOLDINGS COMPANY PLC |
所在地 | キプロス共和国 ニコシア 5 Themistokli Dervi, Elenion Building, 1066 Nicosia, Cyprus |
事業展開している 主な国・地域 |
ロシア連邦、英国 |
業種 | 持株会社 (公共事業セクター金融を担うグループ会社を保有) |
設立年月日 | 2014年11月4日 |
主要メンバー | 【Director (Chairman)】Paul James Ostling 【Director & CEO】Campbell James Bethwaite |
従業員数 | 111名(グループ全体) |
ホームページ | https://simplefinance.ru/ (中核子会社である”MCC SimpleFinance LLC”のホームページ、ロシア語) |
備考 | - |
本ファンドの実質的な貸付先の事業内容
本ファンドの貸付先であるSF HOLDINGS COMPANY PLC(以下「SF Holdings社」といいます)は、2014年にキプロスで設立された金融持株会社で、傘下の事業運営会社を通じて、ロシア全土で中小企業向け貸付事業を行っています。また、2020年後半より英国の法人と提携することで、英国に不動産担保付貸付等の資産を保有しております。
SF Holdings社グループの事業におけるユニークな特徴として、ロシアの公共事業分野において、複合的な金融サービスの提供に取り組んでいることが挙げられます。ロシアでは中小企業が公共事業の入札に参加する際、政府や地方自治体に対し、事前に保証金(入札一時金)を預け入れる制度があります。
SF Holdings社グループでは特定の公共事業を対象とした電子入札システムへ参加するロシアの中小企業に対し、保証金に用途を限定した短期資金を貸し付けるサービスを行っています。更に、実際に公共事業の入札を勝ち取った中小企業に対しては、銀行保証を得るために必要な費用や参加する公共事業の完工に必要な運転資金を貸し付けるサービスも提供しており、信用リスクを抑制しながら段階的に貸付金額を引き上げるアプローチで複数の取引機会を内包したサービス体系を構築しています。
上記の公共事業関連以外でも、不動産担保を設定する中小企業向け融資も行っているほか、英国においても不動産担保等で保全されている貸付資産を有しています
本ファンドの実質的な貸付先の財務情報等
2018年12月期 | 2019年12月期 | 2020年12月期 | |
営業収益 | 566,661 | 859,622 | 672,936 |
税引き後当期純利益(純損失) | -190,659 | -14,435 | -264,941 |
総資産 | 4,693,737 | 4,575,254 | 4,907,117 |
貸出金融資産 | 2,880,432 | 2,950,887 | 3,068,115 |
総負債 | 3,749,903 | 3,598,145 | 4,209,927 |
純資産 | 943,834 | 977,109 | 697,190 |
未解決訴訟数 | 0 | 0 | 0 |
その他特記事項 | ー | ー | ー |
単位:千ロシアルーブル、監査法人:KPMG Limited
SF Holdings社グループの連結財務諸表の数値を記載しております。
※毎年の監査済報告書については、通常期末から6か月以内の提出を求めており、各社から受領次第、内容を更新します。
メッセージ
本ファンド組成にあたって投資家の皆様へお伝えしたいこと
SF Holdings社メンバー
本ファンドの当社担当者からのメッセージ
本ファンドでは、ロシアで中小企業向け貸付事業を行うSF HOLDINGS COMPANY PLC(以下「SF Holdings社」といいます)に対し、ロシアルーブル建てで貸付を行います。
✔ 本ファンドは、ロシアルーブル建てで10カ月運用し、募集時表面利回り(年率換算、税引前)は6.4%です。
✔ 本ファンドの資金は、公共事業セクターへの貸付に強みを有するSF Holdings社グループの運転資金として活用されます
【SF Holdings社の事業概要】
SF Holdings社は2014年にキプロスで設立された金融持株会社で、傘下の事業運営会社を通じロシア全土で中小企業向け貸付事業を行っています。また、2020年後半より英国の法人と提携することで、英国に不動産担保付貸付等の資産を保有しております。SF Holdings社グループが提供するロシア国内の中小企業向け貸付のなかでも特徴的なものの一つが、公共事業セクターに関連する貸付です。ロシアでは中小企業が公共事業の入札に参加する際、政府や地方自治体に事前の入札一時金を預け入れる制度があり、SF Holdings社グループは中小企業がそのような一時金を準備するための資金を短期でファイナンスしています。加えて、実際に公共事業の入札を勝ち取った中小企業に対しても、事業の完工のための運転資金をファイナンスするサービスを提供しています。
SF Holdings社グループのもう一つの特徴は、各種のオンラインプラットフォームを通じて融資の申し込みから実行までを処理している点です。ロシアでは国営銀行をはじめ公共事業入札用のオンラインプラットフォームを運営する企業が多く存在し、SF Holdings社グループもそのような企業と提携することで上記の公共事業関連の融資を募集、実行しています。
また公共事業関連以外でも、ロシア国内において不動産担保を設定する貸付や小規模で無担保の貸付も中小企業向けに行っていますが、こうした貸付の一部についてはSF Holdings社グループが独自に運営するクラウドファンディング・プラットフォームを通じて融資を募集しています。
上述のようなロシアの公共事業関連の融資、オンラインプラットフォームを通じた融資プロセスなどを背景に、SF Holdings社グループは業界内でも独自のポジションを築いております。また、2020年後半から英国の法人と提携し不動産担保等により保全されている貸付債権を保有しております。以上の通り、同社は事業開始以来順調に貸出残高を増加させております。
【SBIグループからの出資】
SF Holdings社は、日本の金融事業グループの持株会社であるSBIホールディングス株式会社から同社傘下のベンチャーキャピタル等を通じて出資を受けています。2017年9月の出資開始および2018年9月の追加出資を経て、2020年7月末時点ではSF Holdings社に対するSBIグループの出資比率は約25%となっています。また出資に合わせてSBIグループからは取締役も派遣されており、ガバナンスの向上やSBIグループが培ってきたノウハウの導入が推し進められています。【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響】(2021年11月26日時点)
ロシアにおける新型コロナウイルス感染症の一日あたり確認患者数は、2020年12月頃には3万人に迫りピークを迎えて以降は改善が続いておりましたが、2021年9月以降の感染再拡大により、モスクワでは10月28日から11月7日まで部分的なロックダウンが導入されておりました。 2021年11月中旬以降の1日あたり確認患者数は減少傾向にあるものの、依然として高い水準となっております。このような状況下SF Holdings社グループについては、ロシアで特に新型コロナウイルス感染症の被害が拡大し始めた2020年4月頃から、新規貸付額の減少や延滞債権額の増加といった傾向が見られております。2020年6月中旬に全国的なロックダウン政策が解除されて以降、徐々に業績が回復する兆候が見られ始めているものの、当社は今後もSF Holdings社グループの動向について慎重に注視して参ります。
【ご注意:ロシアルーブルについて】
本ファンドの貸付通貨であるロシアルーブルはロシア内外の経済状況の動向次第で急落するおそれがある旨十分ご留意ください。(詳細は「貸付通貨の当社ラベリング」をご参照ください。)過去の運用実績
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