【ケニアシリング建て】アフリカ未電化地域支援ファンド14号
概要・リスク
本ファンドの概要
実質的な貸付先に対する貸付通貨(※1) | ケニアシリング建て |
表面利回り(※2) | 年9.3% |
投資倍率(※2) | 1.144倍 |
最低投資金額/投資単位 | 10,000円以上10,000円単位 |
当初販売目標金額(※3) | 10,000,000円 |
募集期間(※4) | 2020年3月26日~2020年4月24日 |
運用期間(予定) | 2020年5月~2022年5月(25ヵ月) |
分配金支払い年月(予定) | 2021年6月、2021年9月、2021年12月、 2022年3月、2022年6月 |
分配金支払い方法 | 元利5回払い |
※1 直近の貸付通貨の為替動向はこちらをご確認ください。
※2 表面利回りおよび投資倍率は、運用手数料<4.0%(年率換算1.9%)>を差し引いた数字となります。
注:1)上記の運用手数料は運用開始時にご負担いただく形になります。
2)運用益に対しては源泉徴収税が別途差し引かれます。
3)表面利回りおよび投資倍率の詳細はこちらでご確認ください。
※3 投資家の皆様からの応募金額が少ない等によりファンドが成立しない場合があります。
※4 募集期間中に当初販売目標金額に達した時はその時点で募集を終える場合があります。
ファンドのリスク
実質的な貸付先その他の関係者の信用リスク
ファンドの資金は、匿名組合の営業者としてファンドを運営する当社のグループ会社からの他のグループ会社に対する貸付を経由して、最終的に海外の資金需要者(実質的な貸付先)に対する貸付債権の取得資金(貸付金または購入代金)に充てられます。
個々の事情や経済情勢等により実質的な貸付先からの返済が当初の想定通りになされなかった場合、または何らかの事情により上記のグループ会社の財政状態が悪化した場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配金の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
<実質的な貸付先>
AZURI TAIYOKO LIMITED(英国に籍を置く事業者)
<匿名組合の営業者として本ファンドを運営する当社のグループ会社>
クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)
<本ファンドからの借入金により実質的な貸付先に対する貸付けを行う当社のグループ会社>
Crowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)
為替変動リスク
為替レートの変動によって分配金は増減します。
【本ファンドの場合】
円/米ドル、米ドル/ケニアシリングの為替レートの変動
ファンドの投資スキームに関わるリスク
当社のファンドは、関係各国の法制(各国間における租税条約や税制を含む)に従い、複数の関係者における業務の連携を伴う投資スキームを基盤としています。そのため、関係国における政治経済情勢の変動や法制の変更、関係者における業務遂行の困難や不能等により投資スキームが十分に機能しなかった場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされ、投資家の皆様への分配金額の減少や分配時期の遅延などが生じるおそれがあります。
【本ファンドの場合】
本ファンドに関係する国:日本国(当社およびクラウドクレジット・ファンディングの所在国)、エストニア共和国(エストニアグループ会社の所在国)、英国(実質的な貸付先の所在国)、ケニア共和国、ウガンダ共和国、ナイジェリア連邦共和国、ザンビア共和国、タンザニア連合共和国(実質的な貸付先の事業展開国)
その他のリスク
その他のリスクやリスクの詳細等は同ページにある「契約締結前交付書面」に記載しております。事前に必ずご確認ください。
営業者・募集取扱者について
匿名組合の営業者 | :クラウドクレジット・ファンディング合同会社 |
募集・私募取扱業者 | :クラウドクレジット株式会社 |
※クラウドクレジット・ファンディング合同会社とはクラウドクレジット株式会社の100%子会社です
仕組み
本ファンドの投資スキーム
本ファンドは、クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)がクラウドクレジット株式会社(以下「当社」といいます)のエストニア子会社であるCrowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)に対して貸付けを行います。
その上でエストニアグループ会社はこの借入金を原資として、英国に籍を置く特別目的会社であるAZURI TAIYOKO LIMITED(以下「Azuri Taiyoko社」といいます)へ貸付けを行います。
Azuri Taiyoko社は、Azuri Taiyoko社に100%出資するAZURI TECHNOLOGIES LTDから太陽光パネルを購入し、サブサハラ・アフリカ地域(サハラ砂漠以南のアフリカ諸国)に販売しています。
投資家の皆様には、クラウドクレジット・ファンディングのエストニアグループ会社向けの貸付事業に対して出資していただきます。
- エストニアグループ会社からAzuri Taiyoko社への貸付金利は年利17.0%です。
- 英国における源泉徴収税は貸付金利に対して20.0%です。
- エストニアグループ会社は送金に際して取引銀行に対して所定の送金手数料を支払います。
- エストニアグループ会社がAzuri Taiyoko社に対してケニアシリング建てで貸付けをするにあたり外国為替手数料等が発生します。
- エストニアグループ会社がクラウドクレジット・ファンディングに対して返済を終えた後にエストニアグループ会社に残った財産はエストニアグループ会社の収入となります。
本ファンドに関する重要情報
1.当社はクラウドクレジット・ファンディングとエストニアグループ会社の議決権を100%保有しております。
また当社の代表取締役である杉山智行は、クラウドクレジット・ファンディングの代表社員としての当社の職務執行者およびエストニアグループ会社のDirectorをそれぞれ兼務しており、両社の財務および営業または事業の方針の決定に関して影響を与える立場にあります。
2.クラウドクレジット・ファンディングおよびエストニアグループ会社の主な経営・財務指標は以下の通りです。
3.本ファンドに関する資金使途および事業計画の概要につきましては、上記の説明のほか、本サイトに掲載しております本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
4.本ファンドに関する出資金は、金融商品取引業等に関する内閣府令第125条その他の法令に定める基準に則り、クラウドクレジット・ファンディングが開設するファンドの種類別・号数別に開設する預金口座で分別管理を行います。
銀行の商号 株式会社三井住友銀行
営業所の名称 日比谷支店
所在地 東京都港区西新橋1 – 3 – 1
口座名義 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
口座番号 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。
※分別管理を行う預金口座へ直接お振込みされないようご注意ください。
5.本ファンドに関するリスクにつきましては、「概要・リスク」タブに記載した説明に加え、本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
また本ファンドの譲渡や中途解約は、匿名組合契約書に定める場合を除きお受けできません。
6.出資いただいた後の本ファンドの出資対象事業の概況等につきましては、クラウドクレジット・ファンディングの委託を受けた当社が、ウェブサイト(マイページを含みます)に掲載する方法または電子メールにて送付する方法により投資家の皆様にファンド報告書を交付してお知らせいたします。
7.本ファンドに関する運用手数料は、出資額の総額が募集金額に達しないこと、またはエストニアグループ会社に資金を貸付け回収する事業が開始できないと判断したことを理由にクラウドクレジット・ファンディングが匿名組合契約を解除した場合等を除き、払戻しはいたしません。詳しくは本ファンドに関する契約締結前交付書面をご確認ください。
貸付先情報
「アフリカ未電化地域支援ファンド」シリーズ
実質的な貸付先の基本情報(※)
業者の名称 | AZURI TAIYOKO LIMITED |
所在地 | 英国 ケンブリッジ Winship House, Winship Road, Milton, Cambridge, CB24 6AP, United Kingdom |
事業展開している国・地域 | ケニア、ウガンダ、ナイジェリア、ザンビア、タンザニア |
業種 | 再生エネルギー(家庭用太陽光発電ユニットの割賦販売を行うAZURI TECHNOLOGIES LTDが100%出資する特別目的会社 ) |
設立年月日 | 2018年6月22日 |
主要メンバー | 【Director】Simon Bransfield Garth, Liam Hickey |
従業員数 | 10名未満(AZURI TECHNOLOGIES LTD:100名) |
ホームページ | https://www.azuri-technologies.com/(英語) |
備考 | - |
本ファンドの実質的な貸付先の事業内容
AZURI TAIYOKO LIMITED(以下「Azuri Taiyoko社」といいます)は、2012年に英国で設立の家庭用太陽光発電ユニットの割賦販売を行うAZURI TECHNOLOGIES LTD (以下「Azuri社」といいます)が100%出資する特別目的会社として同国にて2018年6月に設立されました。
Azuri社は外部からの借入金を貸出人ごとに特別目的会社を設立することで管理しており、Azuri Taiyoko社は本ファンド(シリーズ)を組成するにあたって設立されたものです。
Azuri Taiyoko社はAzuri社から太陽光パネルを購入し、ケニア、ウガンダ、ナイジェリア、ザンビア、タンザニアといったサブサハラ・アフリカ地域(サハラ砂漠以南のアフリカ諸国)へ販売しております。国際エネルギー機関(IEA)の発表資料によるとサブサハラ・アフリカ地域では約6億人が安定的な電力供給のない生活を強いられる状況にあります。
その一方で国連の統計データでは同地域の人口は2015年から2045年までの30年間で、現在の2倍にあたる20億人になることが予測されています。よって同地域での安定的な電力供給サービスの普及は喫緊の課題であり、同社の事業はこの課題を解決する目的を有し、それに向けて現実的な課題解決策を実行に移していることから、当社としても同事業は社会貢献に資する大いに有意義なものと考えております。
本ファンドの実質的な貸付先の財務情報等
直近の財務諸表等(※)
営業収益 | 1,876,806 |
税引き前当期純利益 | 193,673 |
総資産 | 2,767,952 |
総負債 | 2,270,719 |
純資産 | 497,234 |
未解決訴訟数 | 0 |
その他特記事項 | - |
※ 2019年9月期のAzuri Taiyoko社の単体決算情報(半期)を記載しております。
※ 純資産にはAzuri社からの親会社劣後融資も含みます。
注)なお、本件財務諸表は監査承認前(現在監査中)のものになりますのでご留意ください。
単位:米ドル
メッセージ
本ファンド組成にあたって投資家の皆様へお伝えしたいこと
AZURI TAIYOKO LIMITEDに100%出資するAZURI TECHNOLOGIES LTD.のケニア現地法人メンバーと
当社投資管理部長の依田(写真中央)
本ファンドの当社担当者からのメッセージ
本ファンドは、英国に籍を置く特別目的会社であるAZURI TAIYOKO LIMITED(以下「Azuri Taiyoko社」といいます)に対し、ケニアシリング建てで貸付けを行うものです。
✔ 本ファンドは、2012年に英国で設立された家庭用太陽光発電ユニットの割賦販売を行うAZURI TECHNOLOGIES LTD(以下「Azuri社」)が100%出資する特別目的会社であるAzuri Taiyoko社に対して貸付けを行います。
✔ 本ファンドの資金は、Azuri Taiyoko社を通して、主にサブサハラ・アフリカ地域(サハラ砂漠以南のアフリカ諸国)の未電化地域の電力普及事業に使われます。
✔ 本ファンドはケニアシリング建てで25ヵ月間運用し、募集時表面利回り(年率換算、税引前)は9.3%です。
【Azuri社について】
本ファンドの実質的な貸付先(海外資金需要者)であるAzuri Taiyoko社は、2012年に英国で設立の家庭用太陽光発電ユニットの割賦販売を行うAzuri社が100%出資する特別目的会社として同国にて2018年6月に設立されました。
Azuri社は、外部からの借入金を貸出人ごとに特別目的会社を設立して別管理しており、Azuri Taiyoko社は本ファンドシリーズのために設立されました。
Azuri Taiyoko社はAzuri社からソーラーパネルを購入し、ケニア、ナイジェリア、ウガンダ、ザンビア、タンザニアを中心に、Azuri社の事業拠点、および販売代理店を有する上記に加えた11ヵ国に対して商品を販売しています。
【最新IT技術に基づく事業モデルで、アフリカ未電化地域の生活水準向上に貢献】
Azuri社は独自開発の家庭用太陽光発電ユニットを各国の販売代理店を通じて割賦販売しています。太陽光発電ユニットの割賦販売は発展途上国における携帯電話の普及と太陽光パネルの価格低下に伴い、2010年ごろから台頭した事業モデルで、顧客は初期投資を抑えて商品購入が可能なため、アフリカや南アジアを中心に市場規模が拡大しています。
Azuri社の顧客は携帯電話のショートメッセージ(SMS)やスクラッチカードによるプリペイド方式を主とした電子決済で課金しており、18ヵ月にわたって一週間または1ヵ月に1回支払いを実施します。2週間以上課金がない場合、販売員が顧客訪問して状況を確認します。課金が滞っているのが一時的な要因であれば支払いを待ちますが、支払いの見込みが低いと判断された場合は販売員が製品を回収します。
2017年下半期には現地の大手衛星放送プロバイダと太陽光発電ユニットとテレビ、衛星テレビ用受信アンテナを組み合わせ、セット販売を開始しました。Azuri社は衛星放送にて農業に関する情報番組を企画・発信しています。これまで、アフリカの農村では電力不足によりテレビが普及しておらず、触れられる情報が限られていました。日本人にとって、天気やニュースを知るためにテレビを点けることは日常的な行為ですが、Azuri社の顧客の多くはテレビセットを購入して、初めて世の中で何が起こっているか知ることができるようになったのです。
さらに、Azuri社の商品は各家庭の電気使用量のパターンを学習し、天候に合わせて発電量を調整するAIシステムを導入している点が特徴的です。例えば、天候が悪い日に備えて電球の明るさを抑えたり、電気使用量の多い夕方以降に向けて発電量を抑制するなど、発電効率を各家庭に合わせて最適化することができます。
Azuri社は、今後も顧客であるアフリカの人々の生活をよりよくするために、太陽光発電ユニットと組み合わせて画期的な商品やサービスを提供していきたいと考えています。
過去の運用実績
「アフリカ未電化地域支援ファンド」シリーズ
【満期時運用レポート】
公開中のレポートはありません。
【運用状況報告】
公開中のレポートはありません。