【円建て】モンゴル交通開発銀行ファンド4号
一読をお願いいたします。
当社担当者から投資家の皆様へお伝えしたいこと
・モンゴルのソブリン格付と同格のB3(ムーディーズ)の格付を有する商業銀行に対する貸付案件です。
【TransBank社の紹介動画】
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【TransBankについて】
特にモンゴルの主要産業である金の取引では一定の市場シェアを占めている他、外為取引、貿易金融、中国を中心とした外国企業との取引など、国際業務に力を入れているという特徴を有しています。またモンゴルの金融当局の監督下において、銀行業界における経験豊富な経営陣のもと、確固としたコーポレートガバナンス体制が構築されており、適正な業務運営に取り組んでいます。
財務内容をみると、モンゴルに11行ある商業銀行の中で資産規模では7位に位置づけられ、自己資本比率や不良債権比率などの指標は業界平均を上回るなど、小規模ながら健全な財務体質を維持しています。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2020年においては資産規模の縮小を余儀なくされましたが、2021年はV字回復を果たしています。
このような健全な財務内容を背景に、世界的な格付機関であるムーディーズから、モンゴルのソブリン格付(国の信用力を表す格付)と同格のB3の格付を付与されています。
当該格付を付与したMoody’s Investors Service Hong Kong Limitedは、金融商品取引法第六十六条の二十七の登録を受けていませんが、グループ指定制度における特定関係法人に該当します。当該格付に関する留意事項については、後述の「格付について」をご参照ください。
【モンゴルについて】
チンギス・ハーンは13世紀にモンゴルの騎馬民族を率いて世界人口の半分を占める史上最大の帝国を率いたモンゴルの英雄で、今なお国のシンボルとして親しまれています。そして騎馬民族のDNAを引き継いだモンゴル力士たちが、大柄な体格とタフな精神力を活かして日本の角界で大活躍しています。
モンゴルは日本の北西に位置しており、日本の約4倍の国土を有しています。どこまでも続く草原のイメージが強いかもしれませんが、実は山岳地帯も多く、日本の富士山よりも高い標高4,374mのフィティン山を擁しています。
気候は季節変動が激しく、とくに冬は「冷蔵庫は食べ物が凍らないように温めておくもの」と現地の人たちが冗談をいうほど、世界屈指の低気温になることで有名です。
モンゴル国内の人口の約半数が住んでいる首都ウランバートルは世界で最も寒い気候の首都で、気温はマイナス45度に達することもあります。
【モンゴルの経済】
また中国が主要な貿易相手国であるため、中国経済の動向がモンゴルの経済成長に直結する構造にあります。2016年には資源価格の下落と中国経済の低調のあおりを受け、モンゴル政府は国際通貨基金(IMF)に支援を要請、2017年5月より4億4千万米ドルの融資を含む3年間の支援プログラムに着手しました。このIMFによる支援開始により、高い債務水準と鉱物輸出への依存という構造的な脆弱さの克服という課題と向き合いながら、モンゴル政府は経済の回復に努めました。その結果、2017年~2019年において、実質GDP成長率は5%以上の安定成長となりました。2020年は、世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大を受け、-4.6%とマイナスに落ち込みましたが、2021年は貿易および鉱工業生産の復調に伴い1.4%とプラス成長に回復しています。
なお、 2020年5月、輸出の急減や経常赤字がGDP比15-20%に増加する見通しであったことを背景に、ムーディーズがモンゴルのソブリン格付(外貨建て、長期)の見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げましたが、2021年3月に、経済の回復見込みを受けて、再度「安定的」に引き上げています。格付自体は現在までB3のまま据え置かれています。
【格付について】
金融商品取引業者等は、金融商品取引法により、信用格付業者以外の信用格付業を行う者の付与した信用格付を利用して勧誘を行う場合には、当該信用格付を付与した者が同法第六十六条の二十七の登録を受けていない者である旨及び登録の意義等を顧客に告げなければならないこととされています。
1.登録の意義
登録を受けた信用格付業者は、① 誠実義務、② 利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③ 格付対象の証券を保有している場合の格付付与の禁止、④ 格付方針等の作成及び公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制等、金融庁の監督を受けることとなりますが、特定関係法人及びその他無登録格付業者は、これらの規制・監督を受けておりません。
2.グループ指定制度・特定関係法人について
グループ指定制度とは、金融商品取引法第六十六条の二十七に基づく登録を行った信用格付業者が所属するグループ内の無登録業者のうち、一定の要件を満たす業者について、金融庁長官が「特定関係法人」としての指定を行うことにより、当該法人が付与する信用格付に係る説明事項の一部が緩和される制度です。(金融商品取引業者等に関する内閣府令第百十六条の三第二項)
「特定関係法人」の指定にあたっては、法令の定めに基づき、当該法人による信用格付業務の内容及び方法、信用格付に関する情報の公表状況その他の事情が勘案されています。
3.特定関係法人に係る情報
● 格付会社グループの呼称等について
(1)格付会社グループの呼称:
ムーディーズ・インベスターズ・サービス(以下、「ムーディーズ」と称します。)
(2)グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:
ムーディーズ・ジャパン株式会社(金融庁長官(格付)第2号)
● 信用格付を付与するために用いる方針及び方法の概要に関する情報の入手方法について
ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページ(日本語ホームページ
(https://www.moodys.com/pages/default_ja.aspx)の「信用格付事業」をクリックした後に表示されるページ)にある「無登録業者の格付の利用」欄の「無登録格付説明関連」に掲載されております。
● 信用格付の前提、意義及び限界について
ムーディーズの信用格付は、事業体、与信契約、債務又は債務類似証券の将来の相対的信用リスクについての、現時点の意見です。ムーディーズは、信用リスクを、事業体が契約上・財務上の義務を期日に履行できないリスク及びデフォルト事由が発生した場合に見込まれるあらゆる種類の財産的損失と定義しています。信用格付は、流動性リスク、市場リスク、価格変動性及びその他のリスクについて言及するものではありません。また、信用格付は、投資又は財務に関する助言を構成するものではなく、特定の証券の購入、売却、又は保有を推奨するものではありません。ムーディーズは、いかなる形式又は方法によっても、これらの格付若しくはその他の意見又は情報の正確性、適時性、完全性、商品性及び特定の目的への適合性について、明示的、黙示的を問わず、いかなる保証も行っていません。
ムーディーズは、信用格付に関する信用評価を、発行体から取得した情報、公表情報を基礎として行っております。ムーディーズは、これらの情報が十分な品質を有し、またその情報源がムーディーズにとって信頼できると考えられるものであることを確保するため、全ての必要な措置を講じています。しかし、ムーディーズは監査を行う者ではなく、格付の過程で受領した情報の正確性及び有効性について常に独自の検証を行うことはできません。
※この情報は、2021年12月24日に信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するものではありません。詳しくは上記ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページをご覧ください。
本ファンドの投資スキーム
本ファンドは、クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下「クラウドクレジット・ファンディング」といいます)がクラウドクレジット株式会社(以下「当社」といいます)のエストニア子会社であるCrowdcredit Estonia OÜ(以下「エストニアグループ会社」といいます)に対して貸付けを行います。
その上でエストニアグループ会社はこの借入金を原資として、モンゴル国を拠点に事業を展開する金融事業者であるTransport and Development Bank JSC(以下「TransBank」といいます)へ貸付けを行います。
投資家の皆様には、クラウドクレジット・ファンディングのエストニアグループ会社向けの貸付事業に対して出資していただきます。
- グループ会社貸付金は無担保で、貸付に係る基本契約に責任財産限定条項(エストニアグループ会社の返済義務の範囲を、エストニアグループ会社が各ファンドにおいて実施した貸付の回収金等に限定する条項)が付されております。
- クラウドクレジット・ファンディングからエストニアグループ会社への貸付金利は年利7.2%です。
- エストニアグループ会社からTransBankへの貸付金利は年利8.0%( 単利 )です。
- エストニアグループ会社は送金に際して取引銀行に対して所定の送金手数料を支払います。
- エストニアグループ会社がクラウドクレジット・ファンディングに対して返済を終えた後にエストニアグループ会社に残った財産はエストニアグループ会社の収入となります。
- TransBankに対する貸付利息に対しては、モンゴルにおける源泉徴収税がかかりますが、これは資金需要者が負担します。
営業者・募集取扱者について
匿名組合の営業者 | クラウドクレジット・ファンディング合同会社 ※クラウドクレジット株式会社の100%子会社 |
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募集・私募取扱業者 | クラウドクレジット株式会社 |
本ファンドに関する重要情報
- 当社はクラウドクレジット・ファンディングとエストニアグループ会社の議決権を100%保有しております。また当社の代表取締役である杉山智行は、クラウドクレジット・ファンディングの代表社員としての当社の職務執行者およびエストニアグループ会社のDirectorをそれぞれ兼務しており、両社の財務および営業または事業の方針の決定に関して影響を与える立場にあります。
- クラウドクレジット・ファンディング、エストニアグループ会社およびクラウドクレジット株式会社(連結ベース)の主な経営・財務指標は以下のとおりです。
- 本ファンドに関する資金使途および事業計画の概要につきましては、上記の説明のほか、本サイトに掲載しております本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。
- 本ファンドに関する出資金は、金融商品取引業等に関する内閣府令第125条その他の法令に定める基準に則り、クラウドクレジット・ファンディングが開設するファンドの種類別・号数別に開設する預金口座で分別管理を行います。
分別管理を行う預金口座について 銀行の商号 株式会社三井住友銀行 営業所の名称 日比谷支店 所在地 東京都港区西新橋1-3-1 口座名義 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。 口座番号 本サイトに掲載の契約締結前交付書面をご参照ください。 - 本ファンドに関するリスクにつきましては、「ファンドのリスク」タブに記載した説明に加え、本ファンドに関する契約締結前交付書面をご参照ください。また本ファンドの譲渡や中途解約は、匿名組合契約書に定める場合を除きお受けできません。
- 出資いただいた後の本ファンドの出資対象事業の概況等につきましては、クラウドクレジット・ファンディングの委託を受けた当社が、ウェブサイト(マイページを含みます)に掲載する方法または電子メールにて送付する方法により投資家の皆様にファンド報告書を交付してお知らせいたします。
- 本ファンドに関する運用手数料は、出資額の総額が募集金額に達しないこと、またはエストニアグループ会社に資金を貸付け回収する事業が開始できないと判断したことを理由にクラウドクレジット・ファンディングが匿名組合契約を解除した場合等を除き、払戻しはいたしません。詳しくは本ファンドに関する契約締結前交付書面をご確認ください。
- 本ファンドの募集開始日現在、エストニアグループ会社には、返済の猶予を受けているクラウドクレジット・ファンディングからの他のファンドに関する貸付契約(責任財産限定条項あり)がございます。
留意事項
本ファンドの実質的な貸付先であるTransport and Development Bank JSC(以下「TransBank」)は、モンゴルで事業を展開している商業銀行です。モンゴルはロシアと中国に国境を接する内陸国で両国への貿易依存度が高く、当社はモンゴルのマクロ経済環境も両国の動向に左右されやすい傾向にあると捉えております。
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、ロシアに対して一連の経済制裁が発表されるなかで同国のマクロ経済環境の見通しが不透明になっておりますが、モンゴルについても、現地通貨モンゴルトゥグルグの下落やインフレ率の上昇などが確認されています。ロシアおよびウクライナの戦況やロシアへの経済制裁の影響が長引いた場合、インフレのさらなる加速やロシアへの輸出額の減少などを通じて、間接的にモンゴルのカントリーリスクが高まる可能性もあることにご留意ください。