ペルーマイクロファイナンス支援ファンド3号
商品紹介
責任者からのご案内
G社スタッフ(右)と資金の借り手の小売事業者
定期的な訪問を通して事業者との信頼関係を構築しています。
✔ 成長著しいペルー第三の都市、トルヒーヨ周辺地域においてマイクロファイナンス事業を行う貸付事業者に対する社会インパクト投資
✔ ペルー三大貯蓄信用組合のひとつであるH社が100%の債務保証。信用リスクを抑えた案件。
本ファンドでは、ペルー北部のトルヒーヨ市でマイクロファイナンス事業を営む貸付事業者G社に対して、クラウドクレジット・ファンディング合同会社のエストニアグループ会社(Crowdcredit Estonia OÜ) が貸付を行い、その返済義務の100%をG社の親会社でペルー3大貯蓄信用組合の一つであるH社が債務保証する、というスキームをとります。
G社は2007年に創業し、現在12店舗をペルー北部地域に展開しています。主に3つのタイプの金融商品を販売しており、都市部や農村部の顧客に対して資金を届けています。
まず一つ目は、零細事業を行う顧客への融資です。ペルーのような成長市場においては、少額の投資で高い利益率が得られる事業機会が沢山あります。(参考:コミュニティブログ 優しい470%の金利)このように零細事業者向けに初期投資費用を融資し、収入向上を促すことで低所得者層の生活水準の改善につながります。
二つ目は農業、畜産業向けの融資です。農業は年間の収穫期が限られ、天候によって生産量が激しく変化する等、他の分野に比べ相対的に融資がつきにくい業種です。しかし、ペルーの低所得者層の多くは地方の農民であり、彼らの収入向上を促すことは生活水準向上の底上げの観点からも最も効果的な支援策の一つです。
三つ目は、個人向けローンです。子供の学費や家屋の修繕に必要な資金へのアクセスがあることで、一般家庭の生活水準の向上につながります。
この様な事業を行うG社への貸し付けに対してペルー3大貯蓄信用組合の一つであるH社が100%債務保証をします。G社からのエストニアグループ会社に対する返済が万が一滞った場合には、その元本と金利の全額をH社がエストニアグループ会社に対して返済します。
H社は首都リマに本拠地を置く、日系人の互助組織に由来する貯蓄信用組合で、2016年末時点で資産残高は約13億ソル(約455億円)、貸付残高は約10億ソル(約350億円)、当期純利益は約1100万ソル(約3億9000万円)の大手貯蓄信用組合です。
本ファンドを通じて、ぺルーの高い経済成長にアクセスする機会をお客様に提供すると共に、高い社会的インパクトをリスクを抑えて投資いただける機会を提供できると考えております。
(本ファンドは、上記のとおり、G社への貸付が主な事業となりますが、エストニアグループ会社は、ジョージアで個人向けに貸し付けられた短期ローン債権の買取とその回収事業も少額行います。)
セールスからのおすすめポイント
【クラウドクレジットがご提案するマイクロファイナンスの社会意義】
当社はこれまでに日本と海外の金利差、海外の資金需要を取り入れて日本の投資家の皆様に魅力的な期待利回りをご提供してまいりましたが、この度、社会的インパクトを追及するマイクロファイナンス機関への融資を対象としたローンファンドをご提供させていただきます。本ファンドにおきましては経済的リターンの追求のみを求めるだけでなく、高い社会的意義を重視していることが特徴的です。
マイクロファイナンスは低所得者層に融資や貯蓄の機会を提供し、彼らの生活水準の改善を目指す金融サービスです。クラウドクレジットの掲げる資金需要のある方々へ資金をお届けするというビジョンと親和性も高く、非常に社会貢献性の高いファンドとなっております。
ファンドの特徴
【マイクロファイナンスならではの資金需要】
本ファンドは零細事業、農業・畜産業向けだけでなく、一般家庭の子供の学費や家屋修繕費用といった資金ニーズにも応えるファンドです。特に日本では当たり前に受けられる教育が、資金がないために受けることができない方々へ資金を届けることで、子供たちの未来に寄与することも可能ではないかと考えております。
【ペルー3大貯蓄信用組合H社の債務保証付き】
本ファンドは貸付事業者G社に貸付を行うファンドです。G社の債務についてはペルー3大貯蓄信用組合の一つであるH社が100%の債務保証を行います。これにより期待利回りは下がりますが、投資家の方々がご負担される信用リスクも低減する仕組みが実現しました。
※100%の元本保証ではございません。
本ファンドの特徴
提携にあたってのG社代表からのメッセージ
このたびのクラウドクレジットとの提携開始を非常に喜ばしく感じています。
クラウドクレジットからのファイナンスによって我々の活動地である、ペルー北部のカハマルカ県とラ・リベルタ県の起業家や経済的に困難な状況にいる顧客が必要としてる金融サービスの提供をより充実させることができ、我々も成長に弾みをつけることができると考えております。
我々は法令順守を徹底し、顧客に金融教育を行い、価値を提供するというビジネスモデルを通じて、お客様が未来への希望とより良い生活の望みを持てるようなサービスを提供することに喜びを感じています。
引き続き、規律ある業務体制・法令順守体制のもと、長期的な関係を築いていければと思っています。日本の投資家の皆様のご期待に添えるような事業に成長させていこうと思っておりますのでご支援をよろしくお願いいたします。
日系人グループの貯蓄信用組合が100%の債務保証を付与
本ファンドで貸付対象となるG社にはペルー3大貯蓄信用組合のひとつである日系人グループの互助組織に由来する貯蓄信用組合であるH社が100%の債務保証を付与しています。
H社は『地域の相互扶助を実現する』ことを目指し、1981年に創業され、多くの企業や人々がH社と共に成長し発展してきました。H社の2016年末時点の資産残高は約13億ソル程度(約455億円)となっております。
H社スタッフと現地の子供たち
資金の借り手のストーリー
ペルーの北部、パイハンという街でブドウの生産と販売を行っているギジェルモ・フローレス・モンカダさん。
3年前にG社から融資を受け、ブドウを育てるための肥料や機材などを購入しました。ブドウを育て、市場で販売できるようになるには時間がかかりますが、私の子供たちや家族のためにも、ブドウの生産量を増やしていきたいです。
トルヒーヨ在住のエクトル・メンドーサ・ソロルサノさん。果物の販売を行っています。
私は1年以上前にG社からの融資を受けました。私のビジネスを拡大させるためにローンを申し込みました。私は果物の販売を行っていますが、これからも成長を続けていきたいと思っています。
本ファンドでは貸付事業者G社への融資を通じ、ペルー北部地域の住民の生活向上を支援します。
基本データ
基本データ
当初販売金額 :500万円
期待利回り :2.5% (投資倍率 1.039倍)
※この期待利回りは運用手数料差し引き後の数字です。
※期待利回りの計算期間はグループ会社貸付実行日から匿名組合契約の終了日までとしています。
分配予定日 :2019年10月上旬(満期一括返済)
販売手数料 :0円
運用手数料 :当初出資額の1.0%(運用開始時にご負担いただきます)
最低投資金額 :10,000円 ( 追加単位: 10,000 円 )
通貨 :米ドル建て
営業者 :クラウドクレジット・ファンディング合同会社
※クラウドクレジット株式会社の100%子会社
募集・私募取扱業者 :クラウドクレジット株式会社
クラウドクレジット株式会社とグループ企業の関係図
募集から返済完了期間について
募集期間:2018年2月9日~2018年2月23日
運用期間:原則2019年9月末まで
投資スキーム
投資スキームについて
クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下、合同会社)はクラウドクレジット株式会社のエストニア子会社(以下、エストニアグループ会社)に対して貸付を行い、エストニアグループ会社はこの借入金を原資として次のふたつの案件に対して投資を行います。お客様には、合同会社のエストニアグループ会社貸付事業に対して出資いただきます。
案件① エストニアグループ会社は、ペルーを拠点に事業を展開する貸付事業者(G社)へ貸付を行います。貸付事業者(G社)はペルー北部でマイクロファインナンス事業を行っています。また、G社に対してペルー三大貯蓄信用組合のひとつであるH社が100%の債務保証を行います。
案件② エストニアグループ会社は、MintosというP2Pレンディングプラットフォームを介して、ジョージア(旧グルジア共和国)の会社Creamfinance Georgia LLCの取り扱う個人向けローンの購入を行います。資金需要の開拓、ローン審査・貸付及び管理・回収はCreamfinance Georgia LLCが行います。Creamfinance Georgia LLCは、東欧各地で個人向け貸付事業を行っているCream Finance Holding Ltdグループの一社です。
ファンドに関する重要情報
1.当社(クラウドクレジット株式会社)は合同会社(クラウドクレジット・ファンディング合同会社)とエストニアグループ会社(Crowdcredit Estonia OÜ)の議決権を100%保有しております。また当社の代表取締役である杉山智行は、合同会社の代表社員である当社の職務執行者およびエストニアグループ会社のDirectorをそれぞれ兼務しており、両社の財務及び営業又は事業の方針の決定に関して影響を与える立場にあります。
2.合同会社およびエストニアグループ会社の主な経営・財務指標は以下のとおりです。
3.本ファンドに関する資金使途および事業計画の概要につきましては、本サイトおよび本サイトに掲載しております契約締結前交付書面等を参照ください。
4.本ファンドに関する出資金は、金融商品取引業等に関する内閣府令第125条その他の法令に定める基準に則り、合同会社が開設するファンドの種類別・号数別に開設する口座で分別管理を行います。
5.本ファンドに関連するリスクにつきましては、本サイトおよび本サイトに掲載しております契約締結前交付書面等を参照ください。また本ファンドの譲渡や中途解約は、匿名組合契約書に定める場合を除きお受けできません。
6.本ファンドの出資対象事業の概況等につきましては、合同会社の委託を受けた当社が、ウェブサイト(マイページを含む)に掲載する方法もしくは電子メールにて送付する方法により、お客さまにファンド報告書を交付してお知らせいたします。
提携会社
提携会社
クラウドクレジット・ファンディング合同会社は、エストニアグループ会社を通じてバルト三国を始めとした東欧地域で運用されているMintosというP2Pレンディングマーケットプレイスが仲介する
Cream Finance Holding Ltdの子会社Creamfinance Georgia LLC(旧称Crediton LLC)が取り扱う貸付に投資を実施します。
本ファンドの事業で貸付を受けるエストニアグループ会社は、エストニア・ジョージア・ラトビア・リトアニア等のオリジネーターが提供する貸付を取り扱うプラットフォームであるMintosを運営する
AS Mintos Marketplaceと提携を行っております。
AS Mintos Marketplaceは、2014年にラトビアの首都リガで設立され、ヨーロッパを中心に30か国を超える国から2,700人以上の個人/機関投資家が、Mintosで取り扱われている貸付に対して投資を行っています。
2016年2月現在、SEB投資銀行出身の最高経営責任者、会計事務所Ernst & Young出身の最高財務責任者を始めとし従業員は13名、また、ベンチャーキャピタルより1百万ユーロの出資を受けております。
TechHub Academy(イギリスをはじめとしたヨーロッパ地域を中心とした起業家のネットワーク)によるRietumu銀行(バルト三国を拠点とした主要銀行のひとつ)共催のRietumu FinTech Challengeではベストスタートアップ賞受賞、AltFi(クラウドファンディングなど新しい金融分野に特化した、イギリスのニュースサイト)によるWatch awardではRunner-Up for the Oneに選出、またThe European
FinTech Awards 2016にノミネートされるなど、欧州地域でミントスへの注目が集まっています。
本ファンドの事業で貸付を受けるエストニアグループ会社は、AS Mintos Marketplaceが運営する
Mintos経由でCream Finance Holding Ltdのジョージア(旧 グルジア)子会社Creamfinance Georgia LLC(旧称 Crediton LLC)が取り扱う貸付に対して投資を行います。Creamfinance Georgia LLCは
Cream Finance Holding Ltdがジョージアで展開するブランドのcrediton.geを運営しております。
Cream Finance Holding Ltdグループは2010年にラトビアで設立された、オンライン個人向けローン
サービス事業者です。2014年にはベンチャーキャピタルより5百万ユーロの資金調達を行い、商品の拡充と新市場の開拓を進め、現在はラトビア・ポーランド・チェコ共和国・デンマーク・メキシコ・
ジョージアで事業を展開しており、各国で上位のシェアを占めています。
また、同社ではJP Morgan、HSBC、コカ・コーラ、Google、Apple、Fujitsuなどといった企業で経験を積み、金融やマーケティング、IT分野に精通した社員が200名超(2016年2月現在)在籍し、技術面の強化やオペレーションの効率化などに取り組んでおります。
Cream Finance Holding Ltdは事業展開している国やローンの種類に応じて複数のブランドを展開しており、本ファンドでは、ジョージアで展開しているブランドのcrediton.geを運営するCream Finance
Holding Ltd.の子会社Creamfinance Georgia LLCが取り扱う貸付に対して投資を行います。
Creamfinance Georgia LLCはジョージア法の下に設立された有限会社です。
主なリスク
主なリスク
! 貸付金および購入債権の回収リスク
本ファンドにおいて、クラウドクレジット・ファンディング合同会社(以下、合同会社)が貸付を行うエストニアグループ会社は貸付事業者G社からの返済金および仲介業者であるAS Mintos Marketplaceを介して購入したCreamfinance Georgia LLCが貸し付けた債権の回収金を原資としてグループ会社貸付の元利金を返済します。そのため、貸付事業者G社および債務保証するH社、また購入した債権の債務者の信用力の全体的な悪化などでグループ会社貸付の回収が予想通りになされなかった場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされるおそれがあります。
! 仲介業者AS Mintos Marketplace、提携オリジネーターCreamfinance Georgia LLC、および当社グループの信用リスク
エストニアグループ会社は、仲介業者のAS Mintos Marketplaceを介して資金需要の開拓、審査・貸付及び管理・回収業務をジョージア(旧 グルジア)の会社であるCreamfinance Georgia LLCに委託します。そのため、AS Mintos Marketplace、Creamfinance Georgia LLC、クラウドクレジット株式会社グループ(クラウドクレジット株式会社、合同会社、エストニアグループ会社)が当該業務の遂行が困難ないし不可能となった場合に、本ファンドにおける収益の減少または費用の増加がもたらされるおそれがあります。
! 為替リスク
合同会社はエストニアグループ会社に対して米ドル建てで貸付を行うため、お客様は米ドル/円の為替リスクを負うことになります。
! 法制度の変更リスク
日本・エストニア共和国・ペルー共和国・ラトビア共和国およびジョージア(旧 グルジア)において、本事業の遂行に影響を与える法制度(各国間における租税条約及び税制を含むがそれに限らない)が変更された場合、本事業における収益の減少または費用の増加がもたらされるリスクがあります。
! カントリー・リスク
エストニアグループ会社の事業は、一つ目はペルー共和国の会社への貸付け、もう一つはラトビア共和国のプラットフォームを経由し、ジョージア(旧 グルジア)の顧客(債務者)を対象にして、
ジョージアのオリジネーターに主な業務を委託して行われます。そのため、エストニア共和国・
ペルー共和国・ラトビア共和国およびジョージアの政治経済情勢等の要因による影響を受けて本事業において想定外の費用または損失が生ずるリスクがあります。
! 元本損失のリスク
上記記載のリスクに加え「契約締結前交付書面」に列挙したリスクによりお客様の出資金について元本の損失が生ずるリスクがあります。
過去の運用実績
「ペルーマイクロファイナンス支援ファンド」シリーズの満期時運用レポート
公開中のレポートはありません。
「ペルーマイクロファイナンス支援ファンド」シリーズの運用状況報告
公開中のレポートはありません。